インビザラインはマウスピースを正しく使用することで治療の効果に大きな影響を及ぼします。
頻繁に味見をする必要のある調理師さんなど、マウスピースのつけ外しや清掃、毎日の決められた装着時間を守れない方はインビザライン治療には向いていません。
歯列矯正、特にインビザライン矯正では、歯を徐々に正しい位置に動かしていきます。この過程で使用されるマウスピースは、一定の力を歯に加え続けることで、歯や歯根膜、さらには骨を徐々に動かし、理想の歯並びへと導きます。この力が原因で、歯やその周辺組織に痛みや違和感が生じる可能性があります。
インビザラインは、ワイヤーを使用した矯正装置と比べて見た目が目立たず、痛みが少ないと言われています。しかし、新しいマウスピースへの交換時には、歯を動かすための力が強く働くため、痛みを感じやすくなります。また、アタッチメント(小さな突起)が装着されている場合、特定の部分により強い力が加わることで痛みが生じることもあります。
多くの患者さまは、新しいマウスピースに交換した直後の1日から2日間が、痛みのピークとなることが多いようです。この期間、歯は新しい位置に向かって動き始めるため、強い圧力がかかります。
インビザライン矯正を始めたばかりの時は、特に最初の数枚のマウスピースで痛みを感じやすいです。しかし、患者さまによって個人差があり、痛みをあまり感じない方もいらっしゃいます。また、治療が進むにつれて、歯や口内がマウスピースに慣れ、痛みを感じにくくなることもあります。
インビザライン矯正中の痛みには個人差がありますが、痛みが強い場合は以下の対処法がおすすめです。
冷たいものは痛みや炎症を和らげる効果があります。
痛みが強い場合、短時間外して血流を回復することも一つの方法です。ただし、1日20時間以上は装着するようにしましょう。
医師の許可を得た上で、市販の痛み止めを使用することができます。
インビザライン矯正中の痛みは、歯が動く過程で生じるものです。痛みのピークはマウスピースを新しくした直後の1~2日間ですが、この期間が過ぎれば痛みは軽減していきます。痛みが強い場合には、歯科医に対処法を相談しましょう。インビザラインは、適切なケアと管理のもとで行えば、効果的かつ快適な矯正治療法です。
仙台でインビザライン矯正をお考えの方は懸田歯科医院までお気軽にご相談ください。