精密根管治療
根管治療は歯の神経が死んでしまったり、根管治療が終了している歯の根が再び感染してしまった場合に行われる治療法です。感染した歯の根の中を消毒し、細菌が感染しないように詰め物をします。神経が死んでしまった歯を長持ちさせるための治療で、この根管治療が精密に行われるかで歯の寿命は変わってきます。
歯の根の中は細く湾曲しているため通常では見えません。一般的な根管治療では根の先端部分までの距離を測る機械とものさしを使い、長さを頼りに治療を進めていきます。そのため汚れが残っていても気付きにくく、何度も消毒を繰り返し治療期間が長くなってしまうことがあります。そのため、当院では必ずラバーダムと高精度手術用顕微鏡(マイクロスコープ)を使用します。根管治療の成功は、治療がいかに精密に行われるかどうかで大きく左右されるのです。
マイクロスコープは歯の根管内部を拡大し、細部まで観察するための特別な顕微鏡です。根管は複雑な形状をしているため、肉眼で細部まで捉えることは不可能です。マイクロスコープを使うことで根管内の細菌や汚れを確実に除去し、治療の成功率を高めます。
根管が細菌に感染してしまうと、根管治療の成功率は40%だと言われています。当院の根管治療では、細菌の感染を防ぐためにラバーダムを使用します。ラバーダムとは、歯の治療を行うときに歯に装着するゴムのマスクのようなものです。ラバーダムを使用することで唾液や細菌が入らないため、一度も根の治療をしていない歯に関しては、根管治療の成功率を高めることができます。
精密根管治療は保険適用外となります。
【治療期間】1~3日
【治療回数】1~3回
一回の治療は90分を基本とし、必ずラバーダムと高精度手術用顕微鏡(マイクロスコープ)を使用します。
表示している価格はすべて税込価格です。
※根管治療後2年以内の外科処置に関しては、歯種に関わらず一律55,000円となります。